日章学園(宮崎)2-0青森山田(青森)
昨日行われ第38回全日本中学校サッカー大会決勝の放送を見ました。(NHK教育)
見たこの1試合の感想ですが、ひとりひとりの技術は高い。また無駄蹴りや無駄なタックルは
見られない。そして両チームとも戦術が理解されている。
昔の中学サッカーのイメージではでかくて運動能力が飛びぬけたセンターフォワードがチームのエース
でその彼の個の力で得点をあげるサッカーであったが2007年のこの試合では全然違った。
勝った日章学園は守備から戦術があり、守ってからしっかりと繋いでいくサッカー。
惜しくも負けた青森山田は中盤を作り(ポゼッション)攻撃的に行くサッカー。
大人と同じフィールドで30分ハーフの試合で、一昔なら無駄に全力疾走を繰り返し後半途中で一挙に
運動量と精度が落ちるが、そんなことがない試合であった。
でもどちらともパスを出す選手のスピードが遅くパスカットが多い。(それも中盤での繋ぎの段階で)
またFWへの最後のパスが読まれてしまうのとFWの受けての身体の使い方ができていないので
シュートチャンスが少ない。
一昔前ならオレがオレがのエースCFが有利だったが今はDFの有利に見えた。これも日本サッカーが
進歩した結果のまた新たな課題なのだろう。
中学校大会のベスト8の内6校が私立校であった。ここにも中高一貫の影響がでているのでは。
この6年間を通して指導できることも有利になるだろう。この傾向はさらに強くなるだろう。
(日章学園の7番早稲田くんって高校の監督の一男さんのお子さん?)