【蹴球亭】サッカー感戦家 日本代表サポーター&FC東京SOCIO

2019.09.01ヤフーブログから引越ししたサッカー三昧のブログです。

2006ドイツワールドカップ総括 7

 第7回目は「フォワード FW」です。


 今大会のFWの特徴は「1トップ」ではないせしょうか。決勝Tで2トップで戦ったのはドイツ位です。1トップのエースストライカーって辛いですね。1人でゴール前でDFを交わして得点を決めるのは現在のサッカーでは無理があります。

 大会前に期待したセンターFWにはイタリアのジラルディーノ、オランダのファンニステルローイイングランドルーニー&オーゥン、フランスのアンリ&トレセゲ、アルゼンチンのクレスポ、スペインのF・トーレスブラジルのロナウドアドリアーノなど。彼等はどこかの試合で得点はあげましたが(オーゥンはケガで帰国でしたが)複数の試合で複数の得点を量産するまでにはならなかった。
 逆にあまり期待していなかったドイツのクローゼがコンスタントな活躍を見せ5得点をあげ得点王になった。テクニックやスピードがそんなに優れているわけでもないがゴール前にいてしっかりと蹴ってシュートを決めていたとういう感じだ。ストライカーもいろいろと求められる現在チャンス時にゴール前にいる事がいかに大切か彼が証明してくてた。

 また今大会で誰一人もハットトリックを達成しなかった。1次リーグで大量得点が入った試合もあったがこういう試合でもストライカーが固め取りという事もなかった。どの選手も得点をあげる能力が高くなってきている。
 もうひとつの記録でワールドカップ通算得点をロナウドが塗り替えたがG・ミュラー時代より試合数が増えたのでこういう記録は更新される時はくる。

 日本のFWは前線からの守備が忙しくてシュートチャンスも少なくまたまた決定力不足の問題がでた。チャンス時にゴール前にいてほしい。シュートぎみのクロスが来て慌てて「いきなりボールが来て・・・」とか言うのはストライカーではありません。