【蹴球亭】サッカー感戦家 日本代表サポーター&FC東京SOCIO

2019.09.01ヤフーブログから引越ししたサッカー三昧のブログです。

日本代表vsボスニア・ヘルチェゴビナ代表

2/28の夜日本vsボスニアの親善試合がドイツのウェストファーレン競技場で行われました。日本代表はアメリカ戦、フィンランド戦、インド戦と戦い浦和・G大阪の選手は2/25にゼロックス・スーパーカックを戦った後の試合です。そして国際Aマッチデーでヨーロッパのリーグに所属している選手も召集可能な試合です。
 国内の選手はJリーグ開幕直前、ヨーロッパの選手はリーグの真っ最中(浩二は移籍したばかりだけど)で体調とモチベーションの温度差がなければいいと考えて試合を観戦しました。ジーコ監督は順番を重んじます。試合はヨーロッパ組が先発なのかと思ってました。しかし今回はそうではありませんでした。メンバーはGK川口DFは右から加地・中澤・宮本・アレックス・ボランチに中田(英)・福西前に中村・小笠原FWに高原と久保。4-4-2。ベンチにヨーロッパ組の大黒・柳沢MFに松井・中田(浩二)・稲本また小野もベンチからのスタートです。 これはワールドカップへの基本作りと選手のコンディションを考えたメンバーだと思います。
 試合は前半日本がボールを持つ時間があり中田(英)からサイドを変える大きなパスでチャンスを作ります。これは今までの中田(英)のサッカーになかったように思えます。プレミアリーグへの移籍で感じた新しい感覚だと思います。FW・MFがこのパスに連動してチャンスを作り高原・小笠原がシュートまでいきました。しかし徐々にボスニアの中盤の寄せが早くなり形勢は五分五分といういったところになりました。そして前半終了直前に初の左コーナーキックを中村の素晴らしいボールを高原がキーパーの前で合わせて先制ゴールをあげて前半が終了した。
 後半はボスニアが日本の基点の中田(英)を潰しにきた。基点が出来ず中盤でボールを奪われリズムがでない。また日本の左サイドアレックスが守備が出来ないとわかると徹底的についてくる。サイドに宮本が引きずり出され中が薄くなる。そしてスルーパスがでて中澤が一瞬遅れPKを取られ同点に。そしてクロスから折りかえされて川口がハンブルした所を押し込まれ逆転された。ジーコが動いて福西→稲本、小笠原→小野、久保→柳沢を投入。しかし情勢は変わらない。最後に高原→大黒の交代。メンバーが一挙に変わったせいか試合に落ち着きがでない。ロスタイムに入りボスニアの選手が負傷し倒れこむ。担架が入り集中が切れたかと思った時、右サイドの中村からセンターリング柳沢がDFを引っ張り裏に入った中田(英)がダイビングヘッドでゴールへ落ち着いて流し込んだ。これで2-2で引き分けた。
 この試合からかの成果はメンバーは平均的な選手が多く(アレックスを除く)絶対先発しないといけない選手が少ないと確認出来た事。また良くも悪くもあわてず試合が出来る事。そして決定的な仕事が出来る選手がいると確認出来た事。逆に課題はリズムを失い守備に負われる時にリズムを取り戻せない。そのときに形勢を変える選手がいない事である。また攻撃の切り口が少なくバリエーションがない事である。ワールドカップでは余裕をもってボールを回して得点を取るのは難しいから。