【蹴球亭】サッカー感戦家 日本代表サポーター&FC東京SOCIO

2019.09.01ヤフーブログから引越ししたサッカー三昧のブログです。

歴史的なCL決勝!

 マンチェスターU 1-1(6-5) チェルシー

 UEFA CL決勝をテレビ・ライブで観戦しました。

 歴史に残るような試合展開・内容、そしてシナリオライターでも書けないようなPK戦。

 興奮して見てました。

 優勝したマンUは12月のクラブW杯の出場が決まりました。選手の入れ替えはしょうがないが、

 なるべく入れ替えが少ないことを願いたい。(パク・チソンはこの試合残念ながらベンチも入れな

 かったけど見て見たい)


 今季のCL決勝はロシアのモスクワで開催され2チームともイングランド・プレミアリーグ所属。

 今週のNHKスペシャ沸騰都市・ロンドンの番組でイギリスとロシアの密接な関係を放送していた。

 ロンドンのマーケットは現在ニューヨークを抜いて世界一。この原動力は国内力ではなくて

 ロシア・インド・中国あたりとのこと。そして今のプレミアも海外力なくしては成り立たない。

 選手はもちろん監督・オーナーまで海外力だ。その典型的なチームがチェルシーだ。

 このチェルシーが初めてCLファイナリストに進出した今季の会場がモスクワというのも何か

 因縁みたいに感じる。

 会場のスタンドは満員で赤のマンUと青のチェルシーが埋め尽くしておりここはイングランドかと

 間違えるほどの熱気でとてもいい雰囲気を作り出していた。

 (ロシア人のオーナーのチェルシーが地元のモスクワの人々は親近感があるようだ)


 試合はお互い知り尽くしており緊張感があるリスクを犯さない入り方をしてきた。前半はややマンU

 が有利に進める。サイドの攻め合いで有利に押し込む。そしてスローインからパスを繋ぎクロスから

 C・ロナウドがヘッドで先制する。そして前半修了間際ランパードがラッキーな同点ゴールを叩き

 込む。(先日亡くなった母へ捧げるポーズが印象的だ)

 後半は一転してチェルシーペース。バラックのシュートをポストにランパードのシュートがバーに

 当ててしまう。途中から雨も激しくなり気温も下がり足を吊る選手が続出する。そして90分でゴール

 は生まれず延長へ。そしてテベスが試合を切ったスローインをタッチに蹴りだした所で両チームが

 言い合いになる。その中でドロクバがマンUの選手の顔をはたいたとして一発レッドで退場。

 何か不穏な雰囲気を感じる。そして延長でもゴールは生まれずPK戦へと流れ込む。

 スロバキア?の主審はまずどちらのゴールを使うかコイントスマンU側が選択され続いて蹴る順番

 をコイントスしてマンUが先攻を獲得した。

 PK戦の前に主審と副審とGKで蹴る時の動きを確認する。マンUテベスが決めて始まり3番目の

 C・ロナウドカンプノウバルサ戦でPKは外して次は決めるさと話していたC。彼、独特な

 一瞬止まってGKの動きを見て逆に決める動き。GKのチェフは彼の動きをよく知っていてさらに

 動きを制限されていたので動かない。Cはあせり左に蹴ってしまい止められてしまう。これで一挙に

 チェルシーが有利に。そして5番目のテリーがキャプテンマークを直しながらスポットに向かう。

 ここで決めれば優勝が決まるキック。120分集中して守った彼の足は疲労していた。

 そして踏み込んだ軸足の左足がすべり右足から蹴られたボールはポスト右側を抜けていった。

 急死に一生を得たマンUはこのあと2人続けて決める。チェルシー7人目のアネルカが登場。

 アネルカが蹴ったボールはマンUファンデルサールが右に飛んだ方向と同じ方向だった。

 そしてファンデルサールは笑みを浮かべながらはじき出してガッツポーズ!奇跡の優勝をマンU

 掴んだ。ファンデルサールに祝福と歓喜の輪が出来る。そんな瞬間C・ロナウドはセンターサークル

 で降れ伏して顔を覆ってしまう。一方テリーは泣きながらグラント監督に慰められている。

 勝者と敗者が別れた決定的な印象的なシーンだった。

 ライブで見れてスリリングな内容で思いもしないPK戦。CL決勝の名試合で後世に語り継がれる

 だろう。