アジアカップ2007大会総括
アジアカアップ2007が終わった。初戦のタイvsイラクで始まりイラクvsサウジアラビアのファイナル
まで全32試合をテレビ観戦(報道)を通しての総括です。
今大会は2004年から3年を経ての変則開催、以後4年開催である。つまり今大会以降はW杯の翌年
に開催される事となる。また4カ国共催(タイ・インドネシア・マレーシア・ベトナム)とAFCは
無茶苦茶な共催を実施した。16カ国が出場するなか4カ国が開催国特典で出場できるという事は
自力があっても本大会に出場できない国もあるという事だ。でもマレーシア以外はグループリーグで
果敢な戦をしてスタジアムを盛り上げベトナムはGLを突破した。
東南アジアは高温多湿でありこの独特なムシムシした気候が試合プランの重大要素と
なってしまった。(心配したスコールはなく安心したが)
環境的に違うのはスタジアムのピッチの芝にも感じられた。共通してるのはあまり良くない。デコボコ
で芝芽も揃っていなく枯れかかったようなスタジアムもあった。(日本が良すぎるのか!?)
今大会からオーストラリアがAFCに加盟して初参加して来たことがある。オセアニアでW杯出場が
いつもプレーオフで悩んでいたためAFCに活路を求めての移籍である。今後アジアの大会の強敵と
なる国が増えたので気になる存在だ。
大会の試合ではグループリーグで3試合全勝するチームがなかった。これはやはりこの気候の影響が
大きいと思う。序除に順応した戦い方ができるチームが多かったように見えた。1~2戦は中東の国々
はペース配分が出来ず後半途中から明らかに足が止まるチームもあった。
今大会の主審の判定にも問題があった。ジャッジが統一されていないように見えた。ファールを取りた
がる審判(そうなると選手はやたらと倒れる)とか退場の基準が曖昧だったりした。またベンチへの
退席処分も第4の審判の対応も十分でなく3決の日本vs韓国ではやたらと時間だけがかかり何も
促したりしないので呆れてしまった。さらに延長の際にホ・ミョンボが指示を与えにピッチに戻った
のを気付かずに入れた事はあってはならない事だ。(ホミョンボへはさらなる処分を課されるべきだ)
そして主審の採用も不手際があった。準決勝の日本vsサウジアラビアの主審がオーストラリアの主審
だった。その前の試合で自国に勝った相手の国の人物を主審にあてるのはいささかどういうもんか。
次の大会2011年はカタールでの開催が決定された。今度は単独開催なのでAFCは不備を減らせる
事を期待したい。