日本 1-1(PK4-3) オーストラリア
得点後半26分 高原直泰
BS実況:野地 解説:山本昌邦 スタジオ実況:曽根 スタジオ解説:小島伸幸。
アジアカップ2007準々決勝の1試合目。ベトナム・ハノイのミーディン国立競技場。
試合目の気温34.8℃ 湿度50%
日本のスターティングメンバーは前のベトナム戦と変わらず。
GK川口 DF加地 中澤 阿部 駒野 MF啓太 憲剛 俊輔 遠藤 FW巻 高原。
前半オーストラリアが積極的に出てくる。日本はビドゥカを中澤がしっかりとマークする。
前半は両チームとも2本のシュートで0-0。日本はいいリズムで折り返す。
後半日本が憲剛が積極的に追い越して変化を見せる。
16分オーストラリアが早くも動く。ビドゥカに代えてキューエルを投入。
19分キューエルがシュミレーション。
25分オーストラリア右CKを低いライナーのボールがゴールを横切りアロイージが押し込み先制を
許してしまう。ブレシアーノOUT ケーヒルIN。
しかしすぐその後の26分俊輔のクロスを巻が頭で折り返し高原がキックフェントで切り替えして
シュート。ポストに当たりながらもゴ~ル!!同点に追いつく。
後半31分グッレラが高原へのひじうちで一発退場。後半36分アロイージOUT カールIN。
後半41分加地がケガで今野泰幸登場。左SBに入り、駒野が右に回る。
後半圧倒的にボールを支配するがシュートが少なくしっかりと引かれてしまったので1-1で延長へ。
延長は8人で守るオーストラリアに左右に散らしてチャンスを作ろうとする。
延長前半12分寿人IN 巻OUT、延長後半10分矢野IN 憲剛OUT。
攻め続けたが得点をあげられずに1-1で終了してPK戦へ。
オシム監督はロッカー室に隠れる。(2005年のナビスコ杯と同様に)
PK戦はオーストラリアが先攻。1番目はキューエル。これを川口が左に飛んで防ぐ。
日本は俊輔が決める。2本目ははニール。試合中足をつっていた選手だ。これをまた川口が右に飛んで
はじき出す。日本は遠藤がいやらしいほど落ち着いて決める。
3番目ケーヒル・駒野とも決める。4番目カールが決めたが高原が力んでふかしてはずす。
5番目のカーニーが決める。日本の5番目は中澤。思い切って蹴ったボールがネットを揺らしPK戦を
4-3で決着をつける。
試合全体の動きや戦術は日本が優っていた。コンディションも日本の方がよく見えた。
ただ1人少ない状況で完全に引かれてからの最後の仕掛けが少ないのが残念だった。
ただ昨年の雪辱を果たせたのは何よりだ。アジアの戦いが簡単でないことをオーストラリアに示せた
ことは大いに意義がある。『絶対に勝たなければいけない戦い』に勝利した日本は難関をまず突破した
これで準決勝は日本vs(サウジvsウズベキスタン)の勝者と25日(水)ハノイで22:10~。
いい準備をして臨んでもらいたい。