韓国 0-0(PK6-5)日本
インドネシアスマトラ島のパレバンのグロラ・スリーウィジャア競技場(収容人数3万7000人)
気温28℃ 湿度74% 主審はUAEのアリ・マハド。
BS実況:野地 解説:山本昌邦 スタジオ実況:曽根 解説:小島伸幸。
スタメンの日本は初戦のカタール戦に近い4-5-1。フレッシュな選手を沢山入れてくるかと思った
が今までのメンバーできた。
高原
山岸 遠藤 俊輔
啓太 憲剛
駒野 阿部 中澤 加地
川口
いや、予想外のスタメンだった。オシム監督はフレッシュな選手を使うという発言があったので思い
切ったメンバー変更でくるのかと思った。(坪井・太田・水野・巻・寿人・矢野)は当然長い時間
プレーすのものだと思っていた。しかし今までのメンバーで臨んできた。モチベーションと
コンディションの維持ができているか不安だった。
また今大会3バックを採用してないので韓国得意な1トップなら3バックでいけるかと考えていたが
韓国の両サイドの攻撃封じに?4バックであった。
この競技場のピッチは日本の20年前みたいな芝芽が不揃いで所々はげたり、枯れたりしている。
でもその下の土は乾燥質に見えるので粘土質よりかはいいかな。
試合は前半開始から20分程は日本がボールを支配していくが20分を過ぎてからは韓国がラインを
上げてコンパクトにしてきてセカンドボールを韓国が拾いだす。日本は狭い中盤でボールが回らず
運動量が落ちて苦戦する。そんななか前半42分日本はCKから中澤がこぼれ玉をシュートするが
惜しくもGKに阻まれる。前半は0-0で折り返す。
後半はお互いにまずは守備の意識から入る。(先に失点をしたくないように見える)
後半10分韓国の10番イ・チョンスがCKからフリーでヘッデイングシュートを打つが外れる。
マークの駒野は簡単にフリーにさせる。今日の駒野は明らかにピッチに立つコンディションでは
なかった。守備でのミスや集中力を欠いていた。
後半12分韓国DFの22番カン・ミンスが高原への2枚目の警告で退場処分に。さらに抗議した
ピム監督、ホ・ミョンボコーチともう1人?が退席処分になる。
普通は1人少なくなると有利ななるが日本は守られるとシュートが打てなくなりかえってリズムが
悪くなるので心配だ。これで韓国は27番のオ・ジャンウを下げ13番キム・チウン入れる。
韓国は4-4-1で守りを固めて絶対に失点しない戦い方にしてきた。
日本は選手交代で打開を図ろうとする。27分羽生IN・憲剛OUT、33分寿人IN・山岸OUT。
ここがキツイ。オシム監督の采配はいつも決まっていてイケイケの交代ではなくてこのまま攻めろ、
いつか1点とれるだろうという交代の意味に思える。FWを2枚、3枚に増やして残り時間で1点
取って勝つんだというメッセージには思えない。そして0-0のまま後半終了し延長戦に入る。
延長戦に入ると韓国は足をつる選手が続出(ほんとにタフだったかもしれないが、時間の使い方が
うまい)日本はそこまでではないが運動量は少なく足元へのパスが多くワンタッチでツータッチで
パスを回して3人目の動きでラストチャンスを作るチームプレーも見られない。また決定的な
チャンスが来ないとシュートを打たない悪いクセでシュートが少ないし、相手を引き出す
ミドルシュートの意識も低い。延長後半10分日本が最後の交代枠を使う。巻か?矢野か?と思って
いたところ矢野であった。残り5分での投入。ここで引き分けPK戦を確信した。羽生・寿人・矢野
と交代選手が入って交代選手が得点したことも3人が入ってから得点したこともない今大会だから。
オシム監督は短い時間だと矢野が巻よりも結果をだすと思ったのが不思議である。
結局0-0で守り抜かれてPK戦に。思い切ったフレッシュな選手交代か高原・巻・矢野をFWに置く
交代やDFに坪井を入れて中澤を上げて1点を取る采配がなかったのが残念である。
PK戦は韓国が先攻。1番目チョジェジン・俊輔、2番目オ・ヒョンソク・遠藤、3番目イ・グンホ
・阿部4番目6番駒野、5番目キム・ジンギュ・中澤げ決める。5人目まで蹴って誰も外してない。
これからサドンデスの6番目韓国キム・チウ番げ決め、羽生がイ・ウンジェに塞がれてPK戦は
5-6で日本敗退が決まりアジアカップ4位が決まった。そして韓国が3位に。
いろいろ言いたい事は山ほどある。今日は「シュートを打たなければ勝てない」という点だけを
言いたい。今日のスタッツで韓国13本に対し日本11本。相手が1人減って60分もあったのに。
精度や決定的かとかいうのではなくて「意識」としのシュートが少ない。監督の考えでシュートが
少ないのであればその監督の考えと選手の意識の変化・改革が必要と思う。