リーガ・エスパーニャが終盤を迎えている。土・日に35節が行われた。
レアルはレクレアティーボと対戦した。2-0とリードしながらも2-2の同点に追いつかれる。
もはやここまでか!?と思ったらロスタイムに敵のCKから速攻の逆襲をしかけロベカルが
70メートル走りシュートを決め3-2と奇跡の逆転勝ちしてしまう。
今のレアルには何か違う力が働いているようだ。まさか試合のシナリオライターや演出家がいるのか
と思えるようだ。
33節vsセビリア 先制されるもグティ投入して逆転勝ち。
34節vsエスパニョール 前半1-3からの大逆転。
35節vsレクレアティーボ 2-0から2-2に追い上げられるもロスタイムに決勝点をあげる。
カッペロ監督の采配がズバズバあたる。もうベッカムは使わないと言ったカッペロだがチーム事情から
ベッカムを使うとチームが再生した。それに冬に獲得したイグアインとガボもここにきて重要な働き
をしている。それにレジェス、ロビーニョも喚起されているように見える。
ロナウドを退団させてファンニステローイをエースストライカーに据え、チームの方針を貫いた結果
だと思う。カッサーノだけが冷遇されて残ってしまったがもう来シーズンはいないだろう。
ベッカムも来季いない。このチームは今シーズン限りのチームだ。
対するバルセロナは苦戦している。原因はロナウジーニョの不調だろう。ケガと精神的疲労だろう。
35節vsA・マドリードではアウェイにもかかわらず攻撃陣が爆発してなんと6-0で勝利する。
一番の「薬」が投与された。ここから迷わず勝利を重ねてほしい。
3位に位置するセビリアはUEFA CUPを連覇してモチベーションが気になるがまだリーガとの
ダブルを狙っている。スーパースターはいないが穴のないチームで期待される。
4位のバレンシアはケガ人が復帰してきてケガ人さえいなければと思わせるチームになりつつある。
特に両サイドが魅力的だ。右のホアキンと左のシルバ。アジャラが来季も残留するならば是非生で
見てみたいチームだ。
今シーズンの結末はまだわからないが、見逃せないあと3節が楽しみだ。