第88回高校サッカー選手権大会決勝は2010.01.11@国立にて行なわれた。
山梨学院大学附属高校(山梨県)対青森山田高校(青森県)。
両校とも初の選手権決勝進出。
監督の因縁が面白い。山梨学院は横森巧監督(67歳)、青森山田の黒田剛監督(39歳)
両監督とも選手権優勝経験はないが、総体優勝1回づつ経験している。
青森山田の黒田監督は5年前平成17年度(2005年)小澤竜己(現・ガイナーレ鳥取)、
松本怜(早稲田大学→横浜FM)らを擁して優勝している。
山梨学院の横森監督は35年前昭和50年度(1975年)に韮崎高校監督時代に地元山梨県で開催された
総体でエース山寺利彦(元・古河&ヤマハ)の活躍で優勝している。
横森監督を語るのに韮崎高校全盛期抜きでは話にならない。
昭和54年度(58回)から58年度(62回)までの5年連続ベスト4以上の戦績。
54年度(58回)=準優勝 帝京4-0韮崎(決勝戦)
55年度(59回)=3位 古河一1-1(4-2)韮崎(準決勝)
56年度(60回)=準優勝 武南2-0韮崎(決勝)
57年度 (61回)=準優勝 清水東4-1韮崎(決勝)
58年度 (62回)=3位 帝京1-0韮崎(準優勝)
54年度優秀選手=横川泉(GK)駒井幸雄(FB)坂本晃(HB)滝田修・大柴剛(FW)
55年度優秀選手=横川泉(GK)植松文雄(MF)大柴剛・保坂孝(FW)
56年度優秀選手=輿石太・横森潔(DF)小林慎二(MF)大柴剛・保坂孝・羽中田晶(FW)
57年度優秀選手=山本健二(DF)小沢栄一(MF)保坂孝・鈴木達也(FW)
58年度優秀選手=山本健二(DF)飯野敦(MF)小沢浩和(FW)
これらの選手が毎年入ってきてチームができた地域の育成がとても興味がある。
そして同学年にならなかったことが残念である。
今大会、横森監督は韮崎時代と違いいわゆる外人部隊(県外出身選手)、Jリーグチームの
アカデミーのU-15出身選手を集めてでシルバーコレクターから抜け出した。
こう言っては失礼だが昭和式サッカー(部活サッカー)が平成式サッカー(育成サッカー)に
勝負では勝ったとういう感じがした。