【蹴球亭】サッカー感戦家 日本代表サポーター&FC東京SOCIO

2019.09.01ヤフーブログから引越ししたサッカー三昧のブログです。

【2010WC:64】決勝オランダ対スペイン@サッカーシティ

 オランダ 0-1 スペイン

 スペイン得点:イニエスタ116分

 2010WC64試合目(マッチナンバー64)

 2010年FIFA南アフリカワールドカップ決勝を観ました。

 見応えのある120分を堪能しました。

 表彰式も感動的でした。

 
 どちらも「クライフサッカー」が流れる戦い。

 「美しく勝利せよ」の戦い。

 攻撃的な打ち合いかと思っていたが、試合はとても慎重な戦いになった。

 イングランドのハワード・ウエッブ主審でなかったらこんな感動的な試合にはならなかったでしょう。

 オランダが厳しい守備でスペインのパスサッカーを潰しにきた。

 そのためにイエローカードのラッシュになった。

 15分オランダ、V・ペルシー     17分スペイン、プジョル
 22分     V・ボメル      23分     S・ラモス
 28分     デヨング
 53分     V・ブロンクホルスト 
 56分     ハイティンガ     67分     カプテビラ
 84分     ロッペン
 109分    ハイティンガ→退場
 111分    V・ヴィール     116分    イニエスタ
 115分    マタイセン      120分    シャビ


 スペインはいつも通りパスポゼッションでオランダの隙を作ろうとするがファールで止めて

 試合を寸断する。オランダは中盤でボールを奪ってカウンターを狙う作戦。

 オランダはロッペンがカシージャスと1対1の決定機を作ったがカシージャスがビックセーブ。

 スペインもS・ラモスのCKからのフリーのヘッドも浮いてしまう。

 膠着した試合で先に動いたのがスペイン・デルボスケ監督。

 60分ペドロOUT J・ナバスIN
 86分アロンソOUT セスクIN
 105分ビジャOUT F・トーレスIN

 オランダは
 70分カイトOUT エリアIN
 99分デヨングOUT V・ファールトIN
 105分V・ブロンクフォルストOUT ブラーフハイトIN
 攻撃に有効的な交代とはいえなかったかも。

 唯一のイニエスタ得点は116分

 F・トーレスのクロスがオランダがクリアしたボールがセスクへ。セスクが右のイニエスタにパス。

 イニエスタが珍しく右足を豪快に振り抜きゴール!

 
 スペインが2008年EUROに続きワールドカップを獲得した。

 (72年・74年の西ドイツ以来)

 ワールドカップ8番目の優勝国となった。

 今回のスペインはシャビ・イニエスタという稀な才能を持ったMFを擁して優勝した。

 得点はそんなに入らなかったのはF・トーレスの絶不調(1点もなし)が理由だろう。

 でもトーレスがダメでもビジャがいたから優勝できた。

 そして、失点が少ないのも見逃せない。攻撃から守備への切り替えの早さ。アタックする守備。

 カシージャスのビックセーブも見逃せない。


 オランダは断トツの「個」が光った。

 ロッペンの早さは狂人的な早さだった。スナイデルのスキを見つけてのスルーパスも感嘆するばかり。

 でも何かが足りなかった。

 3度目の準優勝は残念だろう。

 2014年に再度チャレンジしてほしい。


 最後に試合終了後のことを。

 スペインは濃紺のユニで戦った。優勝が決まったときにスタッフが1stユニの赤を配っていた。

 そこには「★」のマークがひとつ誇らしげに輝いていた。

 そしてS・ラモスはEURO08と同じく亡くなったセルビアの同僚プエルタのTシャツを着ていた。

 ほんとにイイヤツなんだろうな。

 そして最も感動的なのは表彰されて階段を降りてきたスペインの選手をオランダの選手達と監督らが

 カステージョ(花道)を作って迎えたことだ。よくリーガでは見るがWCでは初かも。

 これはリーガに在籍したジオやV・ボメルが自然と行なったのか?

 (この試合で引退するジオの悲しい顔は忘れられない)

 オランダは立派なグッドルーザーだった。

 
 この試合で2010南アWCは終了した。

 64試合完全観戦も無事終了。

 また、何か気付いたことがあったら書きたいと思います。