今週号は 緊急戦術検証ポゼッションとは何か その美学と落とし穴
パスを回すだけでゴールは奪えない 世界と日本の間にあるギャップを測る がタイトルです。
この時期にこのテーマとはU-23日本代表:北京五輪男子チームに言いたいテーマであります。
パスばかりで何のためのパス?
勝つため>得点をあげるため>シュートする>シュートをするためにパスを繋ぐ
この過程がないからポゼッションではなくてただのパス回しで終わってしまっている。
アテネ五輪は谷間の世代と勝手に呼ばれていた。谷間とは上・下・上の下を指す言葉である。
でも次の北京五輪世代は「上」ではない。谷からさらに落ちた谷底(底であってほしい)と感じる。
元凶は川淵前会長の2年の会長延命にあった。2006年に代わっていれば2008年の五輪直前で
会長交代はなかった。2年経っている会長は五輪に力を入れざる得なかった。しかし五輪直前に会長
に就任したもんだから意見・指示を言うまで時間がなさすぎた。そして「予想通り」3連敗で終えた
新会長は「なでしこ」の活躍でマスコミ・ファンの目をそちらに向けさせ「惨敗・谷底男子」は
一切コメントも出していない。これは俺がやった仕事ではなく前任者の仕事だとばかりに。
それでは困る。敗因から原因を探して改善策。対策をたてて実行に移してもらわないと。
この大会に関して加部氏が「恵まれた環境ばかりなのも考えもの」とコラムを書いている。
Jリーグができてピッチがじゅうたんみたいに綺麗になった日本。でも中国のピッチは五輪会場と
しては整っていない芝生だった。そういう情報が入っていれば練習場は河川敷の市や区のピッチで
やっておくのも練習ではないか。日本サッカーの特徴であるパスサッカーができなかったのはピッチ
のせいではなくて、荒れたピッチに対応する能力がなかったからではないか!
加部氏もジュニア(ユース)時代から人工芝に慣れて練習する利点はある。しかしそういう整った
恵まれたピッチが試合会場とは限らない真剣試合がまっているのだと。
オイラもそう思う。
(でも味スタのピッチは悪すぎる!)