【蹴球亭】サッカー感戦家 日本代表サポーター&FC東京SOCIO

2019.09.01ヤフーブログから引越ししたサッカー三昧のブログです。

イレブン表紙NO.7 1971.11

イレブン表紙NO.7 定価290円。編集人:佐藤邦雄。発行人:小柳幸郎。
 
1971年11月号表紙はゲルト・ミュラーバイエルンM・西ドイツ)。
 
世界のベスト・イレブンはゴードン・バンクスイングランド・GK)
 
ミュンヘンオリンピック予選を巻頭に特集してます。韓国に佐藤隆
 
特派員を派遣して写真・文で詳しく伝えてます。
 
日韓戦が注目されてましたが日韓ともマレーシアに負けて出場を
 
逃してます。
 
日本はマレーシアに0-3、韓国に1-2(得点:永井)。韓国戦の主審はサビア
 
シンガポール)、FK韓国26・日本11と『日韓戦の敗因の半分以上が
 
レフェリーにある』とまで書かれています。
 
面白しろいのはオフショットで韓国料理を食べる日本代表に堂々とビール
 
があり、荒井(古河)選手が手つぎでいる写真があるところです。
 
(こういう時代だったんですよね)
 
 
日本蹴球協会50周年事業がありクラマーさんの記念講演会も
 
伝えている。『勝利への力・美の結合こそサッカーの理想だ』
 
クラマーさんはまたオリンピック予選を終えて『これしかない全日本の再建
 
策』という五つの提言も掲載されている。
 
①全国からもっともすぐれた二十六人の選手を選ぶこと。
 
②各選手に三カ月ごとに練習課題を与えること。
 
③チームのなかにいくつかのグループを作って鍛えること。
 
④合宿の目標を定めること。
 
⑤国際経験-アジア諸国と試合すること。
 
 
中程の白黒ページに『日本サッカーの半世紀「蹴鞠から近代サッカーまで
 
(戦前編)という企画が9ページに多くの写真と伝えてます。
 
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それと早稲田大学ア式蹴球部の名物監督の工藤孝一氏(早大グランドの
 
ある東伏見の工藤薬局のあるじ)の訃報を2つの記事で伝えている
 
ひとつは川本泰三放談連載で『30年間早大を鍛えた鬼監督-工藤孝一
 
の思い出-』 もうひちつは『偉大なサッカーマンの死』として井出多米夫氏
 
早大OB)が追悼記事を寄せている。
 
記事がある『コーチャーズ・ソサエティの誕生「一貫した指導法で正しい
 
サッカーを」』もある。
 
盛りだくさんの11月号である。
 
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